公認会計士試験受験を周囲に伝えるべきか
公認会計士受験生のなかには、「受験勉強していることを周囲に伝えておくべきか?」という悩みを抱えている方もいると思います。
私も、会社の上司や同僚に受験の事実を伝えるべきか迷っていた時期がありました。一番は「転職しようとしているのでは?」と思われるのが嫌だったためですが、有言実行できるか不安であったなどの気持ちもあったように思います。
結論、私は周囲に公認会計士受験を周囲に伝えたうえで受験生活を送り、受験を公言したことは正解だったと感じています。
今回はその経験を踏まえ、公認会計士受験を公言するべきと考える理由を紹介します。
受験を公言するべき理由
周囲の理解が得られる
学生なら授業やサークル活動、社会人なら仕事や飲み会など、周囲の友人や上司・同僚との付き合いがあると思います。公認会計士受験生は、受験勉強に時間とエネルギーをかなり費やしますので、どうしても周囲の生活とのズレが出てきてしまいます。
周りがあなたの受験生活を知らなければ、「付き合いの悪い奴だ」「人間関係をないがしろにしている」という誤解を与えてしまいかねません。
そういったことを避けるためにも勉強していることをしっかりと伝えておき、あなたの生活を理解してもらうと良いでしょう。誤解を生まないだけではなく、きっと受験を応援してくれるはずです。
会話のネタになる
受験勉強の生活やその勉強内容がそのまま会話のネタになります。
仕事をされている方であれば、経営や会計に関する論点に対して意見ができるようになります。
私は金融機関勤務のころ会計士志望であることを公言していましたので、いろんな会計論点について質問されました。雑談レベルのものから割と真剣な議論に至るまで、様々な見解を求められました。
学習した内容を答えることはもちろん、わからない論点は自分で調べるなどしていました。「会計士受験生たるもの、質問に答えられないとカッコ悪い」との意識も働き、受験自体にもプラスだったと思います。
覚悟が決まる
受験を公言すべき一番の理由は、自分を追い込むことができることでしょう。
会計士受験を公言した以上、合格するしかなくなります。「やっぱりダメでした」はカッコ悪いし、自分のプライドが許さないと思います。
不言実行も、それはそれで素晴らしいのですが、まだ自分に対して逃げ道を残している状態とも取れてしまいます。相当に気持ちの強い人でないと、途中で折れてしまう可能性は否定しきれません。
どうせやるなら徹底的に。さっさと退路を断って勉強に専念しましょう。
まとめ
以上、私の経験から受験を公言するべき理由を紹介しました。
不言実行が性に合う方もいるかもしれませんが 、周囲の理解を得て効果的・効率的な学習をするために受験宣言は必ず役に立ちます。
人によっては話すことに抵抗感を感じる方もいるでしょうが、その場合は信頼できる身近な人から少しずつ話をしてみるのもよいかもしれません。
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