知っておくべき投資と消費の違い

それは投資か、それとも消費か?

投資と消費の共通点

投資と消費は、どちらもキャッシュの支払い(正確には資産の費消)があることで共通します。

このようにインプットが同じという点で両社は混同されがちなのですが、これらの概念には明確な違いがあります。そして、このことを理解することが経営においてだけではなく、個人のマネー・リテラシーを高めるにおいても非常に重要になります。

投資と消費の相違点

それでは投資と消費との違いとはなんでしょうか?

難しく言うと、資産の相対勘定が資産となるものが「投資」、費用となるものが「消費」となります。例えば、10万円を支払って株式や債券などを購入した場合は、購入者に金融商品という資産が残りますので、これは投資となります。一方で、同じ10万円を取引先との接待のために支払った場合、手元には何も残らないため交際費として費用処理されます。

専門的な説明を省略すれば、この「支払いをした後、なにかが残るか残らないか」という観点が、投資と消費を分けるポイントになってきます。

投資と費用を使い分けてマネー・リテラシーを上げよう

経営者はもちろんのこと、一個人にとってもこの「投資か?消費か?」という観点は大切な視点となります。

お金を使うとき、それが使い切りの消費なのか、将来のより大きなリターンを得るための投資なのかは判断軸として持っておきたいものです。さらに、同じ投資であっても、将来いくらのリターンが返ってくるのかを考える必要があります。最近はやりの「自己投資」なども、投じた資金以下のリターンしかなければ、その投資は失敗(赤字)となることを理解しておきましょう。

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