リーダーに求められる言葉の力
「他者を動かせる人間になりたい。」
学校や職場など、さまざまな組織の一員として活動してくる中で一貫して感じてきた想いです。
「考えがなかなか伝わらない」、「そもそも話を聞いてもらえない」という悩みは、ほとんどの方が感じてきたのではないでしょうか。
ここでは、リーダーに必要な能力としてしばしば上がるプレゼンテーションについて、世の中の実際のリーダー的存在から学びを得たいと思います。
小泉進次郎が語る 言葉の熱と重さ
今回紹介したいのは、政治家の小泉進次郎さん。
小泉純一郎元総理大臣の息子さん。非常にスピーチが上手く、いつも参考にしています。
そんな小泉さんがビジョンを言語化する際に常に意識していることは、言葉に「体温」と「体重」を乗せることだそうです。
少し前の動画ですが、Globis知見録にスピーチが上がっています。
(出典:Youtube_小泉進次郎氏が語る「ビジョンを伝える言葉の力」とは?)
原体験は政治活動
どうやら小泉さんが言葉にこだわるのは、政治活動を通じた原体験があったためとのことです。
「人に話を聞いてもらえなかった体験」が、ビジョンを伝えるための言葉を磨く原動力となったそうです。より伝わるスピーチをするために、街頭演説を自ら録音して就寝前に聞いていたとのこと。そこまで徹底できるのは流石ですね。
話を聞いてもらえないと生きていない、そんな境遇がメッセージの発信力を劇的に伸ばしたとお話しされています。
かつての街頭演説や記者会見での苦い経験が、今の小泉さんを作り上げているといえるでしょう。
カリスマ若手政治家からの教訓
スピーチを上達させるためには、自己啓発本やHow to本を読み漁ることよりも、危機感を伴う原体験を通じて自分と向き合うことが重要です。
自分を直視するなんてことは、並大抵の勇気では成し得ません。だからこそ、心に響くスピーチができる人が限られているのでしょう。
ぜひ重みのある言葉を、熱意をもって伝えられるビジネスパーソンになりたいものです。
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