泉房穂明石市長から学ぶ 「一見不可能」な理想を実現する力 

子供にやさしい明石市 泉房穂市長の経歴

今、兵庫県明石市の政策が注目を集めています。

子供を中心に考えた政策を展開しており、非常に子育てがしやすい街になっています。

そんな明石市の代表的な政策を見てみると、

学校給食中学生まで完全無料
教育費二人目から完全無料
医療費 中学生まで完全無料
おむつ満1歳まで無料

といった大盤振る舞いで、しかも所得制限がないとのこと。

そんな明石市の革新的政策を推進したのが、今回紹介する泉房穂市長。明石市出身で東京大学卒業後、会社員・弁護士・衆議院議員のキャリアを経て、平成23年に明石市長に当選しています。

昨年、AbemaPrimeに出演した動画がYoutubeに上がっています。物腰柔らか、それでいて意志の強さを感じさせる人となりが感じられます。

学生時代から抱えていた課題意識を実現する力

そんな泉市長、東京大学在学中にある思いを抱えていたといいます。

それは、「日本ほど子供に冷たい国はない。」ということ。

大学からその趣旨の論文を執筆していたそうで、ビジョンを抱えて約30年後、ようやく生まれ故郷である明石市で革新的な政策実施に至りました。

大器晩成という薄い言葉で片づけてしまうには憚られるほどで、いかにビジョンを強く持ち続けることが大切かを教えてくれる事例です。

明確なビジョンと現実的な計画の両立

強いビジョンとともに、泉市長の功績を説明するに欠かせないのが穴のないシステム(計画)の存在です。

魅力的な政策を実行に移すためには財政や法律の各方面で緻密な実行プランを練る必要があり、それができたのが泉市長の突出した能力の表れともいえます。

泉市長は、「子供は進学や就職で東京へ出て行ってもらって構わない。配偶者と子供を連れて帰ってきてくれればおつりがくる。」と話しており、長期的な財政プランを前提に実行しているそうです。

結果として、関西近隣地域から移住者が激増してすでに黒字化してしまっているそうですが…笑

キャッチーな政策を実行するために細部まで詰めていることが見受けられます。

泉市長から学ぶリーダーシップ

泉市長からの一番の学びは、「ビジョンの実現には熱意とスキルが両輪で必要になる」ということです。

熱意だけでは絵に描いた餅であるし、スキルだけ持っていても使いどころなく錆びていくだけです。

まず自分が何をしたいのか?そして実現のためには何が必要なのか?といった逆算的な思考が、リーダーとしてビジョン実現のために必要となってくるのだと感じます。

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