公認会計士試験 受験に必要なマインドセット

試験勉強との向き合い方

受験生にとって最も手痛い失敗は、受験を諦めてしまうことです。

せっかく勉強をしても、合格を勝ち取る前にドロップアウトしてしまっては、それまでの努力が水泡に帰してしまいます。

そんな残念な結果とならないために、受験生が持っておくべきマインドセットについて持論を展開したいと思います。

合格するために必要なマインドセット

現状を冷静に分析する

公認会計士試験は相対評価で合否が決まります。

「だいたい今年は○○人」という業界の思惑はあるでしょうが、基本的に上位一定割合の受験者が試験をパスしていきます。できない問題が多かったイコール不合格は必ずしも正しくなく、周囲と比べてできなかったことが不合格につながるのです。

受験勉強をしているとつい自分ができなかった問題に目が行きがちになってしまいます。欠点を克服して改善しようとする上昇志向は素晴らしいですが、それが行き過ぎると行き詰まりを感じるようになります。

「他の受験生が正解して自分ができなかったところ」を重点的に復習するようにして、あまり自分を追い込むようなスタイルは避けるようにしましょう。

どうせ公認会計士は合格した後も常に勉強が続きますから、いずれキャッチアップすればいいと気軽に構えてもよいのではないでしょうか。

結果が出なくても諦めない

模試などの結果が振るわなくても、過度に落ち込まないことも大切です。

たいていの受験生は勉強しても点数が伸びない暗黒時代を経験しています。このとき、自分の努力が報われていないのではないかとの虚無感に襲われます。 特に、日商簿記などの試験で順調に合格を重ねてきた人たちにとっては、初めて経験する挫折となるのではないでしょうか。

この点について、過度に心配するのはよしましょう。公認会計士試験は、時間軸に対して点数が階段的に上がっていくといわれており、ある日一気に点数が稼げるようになります

こればかりは経験しないと納得できないかもしれません。いずれにせよ、勉強し続けるしかないことに変わりはありませんので、心を無にして机に向かうようにしましょう。

楽しんで勉強する

一番大切なマインドセットは、受験生活そのものを楽しむことです。

試験勉強全体は苦悩が多く、だからこそ価値ある国家資格であるともいえます。しかし、数年間にもわたって苦痛に耐えられるように人間はできていないと思うのです。

おすすめとしては、受験生活の中に潜む「楽しみ」を見つけるよう意識をしてみることです。

「知識が増えて仕事の役に立った」、「前の模試よりも点数が良かった」、「予備校の休み時間の交友が安らぎとなる」など、自分がプラスの感情を持っている瞬間が必ずあるはずです。

「予備校帰りの一杯が楽しみ」 など、最悪受験と直接関係がなくてもいいのです。すでに皆さんは自分の生活が受験に染まっているわけで、そこも含めて皆さんの受験生活です。

楽しいことを諦めようと考える人はいませんから、うまく自分をコントロールしてみましょう。

諦めなければ失敗ではない

試験なんてすべて結果オーライの世界です。

どうせならやってよかったと振り返ることができる受験生活を過ごしましょう。

以上は私の私見ですが、よろしければ参考にしていただいて、充実した受験生活の一助となれば幸いです。

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